自殺しようとする人は「死にたい」という思いを直接口にしなく ても、間接的な方法で事前に周囲にもらしているものです。そのき ざしともいえるサインを早く見つけることが、自殺を防ぐためには とても大切です。
 このようなサインは、なかなかわからないこもありますが「こ れまでと何だか違う」という、ちょっとした変化を見逃さないよう にすることが大事です。

自殺の前兆のサイン


  • いつもと違う行動が見られるようになります
    • 急にパチンコやギャンブルにのめり込む
    • 真面目な人が無断欠勤したりする
    • 部屋にひきこもる、口数が極端に減る
    • 周囲への関心がなくなる、新聞やテレビを見なくなる
    • 食事がおいしくない、食欲が減る
    • 深酒が増える、逆にお酒がまずいという
    • 性生活が急になくなる
    • 身だしなみに気をつかわなくなる
    • 一人でいるのを寂しがるようになる
    • 急に昔の思い出話を出したりする
    • 少しのことで不機嫌になって怒りっぽくなる
    • 周囲の音に敏感になる
    • 交通事故や軽微なけがが頻繁におこる
    • 薬をためこむ
    • 包丁や紐を探したり隠し持つ
    • 自殺する場所を下見に行く
    • 手紙や写真の整理をしたりする
    • 大切なものを人にあげたり、整理する
    • 急に昔の級友や遠くに住む家族の消息を気にする

(次ページへ続く)

(制 作: 社団法人 大阪精神科診療所協会)


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